じゃぁ、金策はどうしたらよいのか

闇金に申し込んではいけない理由で書いた通り、ヤミ金には近寄るべからずです。

 じゃあ、生活に行き詰まり、お金に困ったときはどうすればよいか?きれいごとだけじゃ、食べていけない。と言われたらその通りです。

 金策について考え方は2つです。1つめは自力でなんとかする方法。2つめは行政などに相談して支援機関につないでもらう方法です。最終的なセーフティーネットは生活保護なので、ここでは生活保護受給ではない方を想定しています。

 まずは、1つめの自力でなんとかする方法です。

 自力でなんとかすると言っても、銀行や大手の消費者金融が貸してくれれば問題ないですよね。大手が貸してくれない場合でも中小の消費者金融が貸してくれる可能性は残っています。まだ申し込んだことがなければ、中小の消費者金融に申し込んでみるのは1つの手ではあります。ただ、同時にいくつもの消費者金融に申し込みをすると、いわゆる申し込みブラックという状況になってしまう可能性があるため、申し込みする中小の消費者金融は最低限にした方がよいと思います。

 次に皆さんがよくされているのが、いわゆる「現金化」です。昔はクレジットカードのキャッシング枠を現金化しますよーって業者がたくさんいましたが、クレジットカード持てれば苦労しない!って話です。ほかにみなさんがよくされているのが即日◎◎ちゃんとかペイ◎◎などの後払いサービスの現金化業者の利用です。あくまでも後払いなだけなので、利用はよく検討されてください。

 中小の消費者金融でもダメだったという場合ですが、iPhoneの写真を送れば買取OK【フォトキャッシュ】というサービスがあります。iPhoneの写真を撮って送信すれば買取してくれます。早ければ即日振込があるようです。詳しくはリンク先に書いてますが、写真を送って7日以内に現物を送ればokのようです。アイフォン端末購入時の残債がある場合も買ってくれるそうです。

 現物を送ることができなかった場合どうなるか、ですが、上記公式ホームページには、

買取り契約後、買取り予定のiPhoneを発送できず
やむなく、自動キャンセルになりましたが
買取り金額の返金とキャンセル手数料の支払いだけで済みました。

 と書いてあります。

ただ、

■キャンセルを前提とした、お申し込み、ご契約は固くお断りしております■

と明記されていますので、キャンセル前提の申し込みはやめましょう。

 

また、ネットで買える!商品券の通販サイトがあります。商品券を買って、クレジットカードなどで支払う形になるのですが、先ほど書いた通り、クレジットカードを持ってたら苦労しない!って話です。ただ、そのリンク先には、何やら「バーチャルカード」とか「キャリア決済」なる支払い方があると書いていて、クレジットカード持ってなくても支払いができるそうです。ただ、契約した分の支払い請求が後からくるので、ご利用は計画的にしましょうね。

今現在、借金等でクビが回らないような状況なら、もう観念して自己破産など選択しましょう。自己破産手続きと言えば法テラスに相談とかよく言われますが、自己破産手続きを弁護士さんに相談しても今日食べるものが出てくる訳ではないです。結論だけ言うと、このページの一番下の方に書いてる社会福祉協議会へとりあえず相談した方がよいと思います。社会福祉協議会から生活保護などの支援につないでもらった方が、当面の生活ができる期待が持てます。生活保護を受給することができると、当面食べることができるようになります。また、保護費からの借金返済は認められていないので、正規の貸金業者からの借金の取り立てが止まります。ただ、闇金はもともと違法な存在なので、そんなのお構いなしで取り立てに来ます。お金を借りたところに闇金が入っていたら、弁護士や司法書士などの専門家に入ってもらった方がよいと思います。

 

 

数年前に流行っていた給与ファクタリング(お金を借りて給与債権を譲渡するようなもの)は、基本的に違法なので、今はありません。やっている業者がいれば、とても怪しいと言わざるを得ません。給料の支払い日前に支給してもらうことができる規定が労働基準法にあることはあるのですが、どうしても給料を支給日前に支払ってほしいときは会社に相談しましょう。

年金担保融資は、独立行政法人福祉医療機構が数年前まで唯一例外的に認められて行っていたのですが、やめましたので、今は、年金担保融資は例外なく違法となっています。

当面の食べるものを確保したいという場合は、地元のフードバンク事業を行っているNPOなどを当たりましょう。

 

 2つめの行政機関等の公的機関に相談して支援につないでもらう方法ですが、生活保護受給者でない限り、とりあえず、地元市町村の社会福祉協議会に相談しましょう。家賃滞納で住むところを強制執行にて追い出される、生活費がない、経済的・身体的・精神的DV被害を受けていて逃げたいなどいろんなケースがありますが、様々な支援につないでくれます。これまでの生活が成り立たなくなった原因と対処法を併せて考えますので、少し窮屈感はあるかもしれません。ただ、再生するお手伝いをしてくれますので、困ったら迷わず相談に行きましょう。

生活保護をすでに受給している方の場合、なかなか厳しいです。なぜなら、毎月、行政から最低基準ですが、生活保護費をもらっているからです。生活保護費からの借金返済は認められていません。生活保護受給前の借金でサラ金等からの返済要求が来ている場合は、とりあえず返済請求は止まりますので、福祉事務所の担当ケースワーカーにご相談ください。

 

個人的には、「生活に行き詰まったら、とりあえず地元市町村の社会福祉協議会へ相談に行くこと」を強く勧めます。全国の社会福祉協議会の一覧はこちらへどうぞ。https://www.zcwvc.net/about/list.html